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富士山③~登頂後

最後スパートかけたせいで、後ろがだいぶ遅れたらしく
てっぺんの鳥居でしばらく待たされた。
その間にすっかり身体が冷えてしまった。
ガタガタ震えが止まらない。
列の最終は、しいときぬか。
途中で付いていけなくなったらしい。
やっとこ鳥居をくぐったら
「はいじゃあ行きましょう!」
休憩なし!?
ガイドさん鬼過ぎる!

頂上に着いたのは2時半頃だった。
頂上は風が強くてめっちゃ寒い。
3時になったら山小屋がオープンして暖まれるらしい。
早く3時になって!!!
あたしはピョンピョン跳ねながら(←熱を作ろうとw)
しぃはうずくまって
きぬかは震えて、山小屋のオープンを待った。

山小屋ではぎゅうぎゅうに詰め込まれて、みそラーメンを食べた。
このラーメンがめっちゃまずかった。
でろでろの麺に、うっすいスープ。
うっわ、まず!!
の、前に。
食欲がない。
まずいせいではなく、気持ち悪くて食べられない。
そして震えが止まらない。
暖かいラーメンの器を抱えているのに、全然あったまらない。
そして眠い。
今すぐ眠りたい。
あれ、これヤバくない??
気持ち悪さの漂う身体に鞭打ち、
カイロや残りの防寒着を持てるだけ着込んだ。
それでも震えが止まらない。
眠くて目が開けられない。
ガタガタ震えるあたしを、隣にいた見知らぬおねーさんが心配してくれた。
しぃもきぬかも具合悪そう。
まりだけが元気そう(笑)

次のツアー客が来るため、山小屋は半ば強制的に追い出された。
この強風のなかどうしよう!
とりあえずトイレに行こう!
トイレ待ちをしながら暖を取る。
待っている間、立ちながら寝そうだった。
暖かいところで、最強に着込んだものを脱ぎ着するという
めっちゃめんどくさい行動をしたおかげで、
少し体に暖かさが戻った。
でも、そんなものはトイレの外に出たらあっというまに吹き飛ばされた。

ご来光まで1時間弱あるよ!どうしよう!!
どこか風を避けられるところは?
どこにもないよ!
どうしよう。
あたしらは壁沿いに少し空いてたスペースを陣取り、
周りをリュックで覆い(風除け)
5人ぴったりくっついて過ごした。
くっついていると幾分暖かく、
ブルブル震えながらも眠かったのもあって、いつの間にか寝ていた。
あの、焼き芋のホイルみたいなシート欲しかったなぁ。
そしたらもっとあったかくご来光を待てたのに!

5時
空が少し白んできた。
ご来光が近いらしい。
c0139765_00483729.jpg
うちのツアーは、下山しながらご来光を見るようで
少しずつ下りながら、ご来光を見た。

寄り添って暖まったこと、
少し寝たこともよかったのかな。
あと、おやつを食べたのもよかったのかな。
あたしはご来光の時には、だいぶ体調が回復してた。
c0139765_00483710.jpg
おやつを食べるたびに、ちょっとずつ体調が戻ってくるのを感じ
「シャリバテ」という、事前調査のときに見かけた単語を思い出した。
シャリバテってのは、
エネルギー不足になってしまうことらしい。
そうなると気持ち悪くて大物は食べられないので
グミやチョコでちょっとずつ回復して
そしたら物が食べられるようになるそうで、
下山しながらそれを凄い感じた。
おやつを食べるたびに、空腹を感じるようになった。
寒かったのもエネルギー切れだったのかもなぁ。
暖まろうとピョンピョン跳ねてたのは、
逆効果っていうかとどめだったかもなぁ(笑)
まぁ薄着過ぎたってのもあるんだろうけど。

ご来光はものすごくきれいだった。
もくもくの雲のじゅうたんの上に、
太陽がふわっと輝いて、
あーー。登ってよかった。やりきった!と思った。
c0139765_00483840.jpg
c0139765_00483809.jpg
c0139765_00482613.jpg
やりきった!というのは間違いだったけど。
やりきってない。
まだまだ下山という、大変な道のりが待っていたのです。
c0139765_00483762.jpg
下山はジグザグの砂利道が続く。
どこまで続くのかなと、谷側をひょいっと覗きこんだら
延々と下の方まで人がジグザグ点在してて
ここは地獄かな?と思ったり(笑)
c0139765_00483999.jpg
砂利道なので滑る。
そしてそれが延々続く。
砂利道なので砂埃が凄い。
モウモウと舞い上がり、ハードコンタクトのきぬかは目が開けられない状態。
それなら!と
腕を支えて連れて行こうと思ったけど
体調不良で早く歩くのも辛いとのこと。

下山リタイアかな?
可能性がちらついた。
なほも捻挫してるし、下山無理かも?

そんなわけで二人を残し、
まりはなしぃの3人は、割と高速で下山。
トイレ目指して(笑)

しかしほんと萎える。
降りても降りても砂利道。
7合目過ぎたら、すぐに6合目のトイレがありますからって
ガイドさん言ってたはずなのに、
全然6合目が遠いんですけど!!!

地図を見ると、7合目まではジグザグ下山だけど
そこからはまっすぐ道に。
ココは砂利道じゃないといいね!と励ましあって降りましたが
安定の砂利道でした・・・。
心折れる。
もういいわ、富士登山。
絶対登らない!!

6合目。
きぬかからギブアップの連絡。
あー、やっぱし。
そして驚きの連絡。
なほは追いかけるって。
え???
だ、だってだいぶ遅れをとったんじゃない?
今から?
一人で?
まじで?
だって捻挫はーー??
しかも、もうだめだとなったきぬかに
「きぬかはそこに座ってな!」
助けを呼んでくるぜ!的な。
かっこいーーー!
実際、救助の馬の手配をしたのもなほだし、かっこよすぎる!!
そして本当に、あたしらの20分ほど後に下山。
ラストスパートすごくない??

下山は9時半までにしてください!と言われてましたが
先陣組は9時前に、なほも9時過ぎに下山。
優秀~!

きぬかがどこから馬に乗ったのか、
話を聞いてもイマイチ思い出せなかったんだけど
トンネルのところから乗って、2万5000円だそうです。
トンネルってどこだろー。
7合目の後??
そんなわけで、9時半は過ぎていたけど
きぬかも無事に下山。
結構降りてきてたから、バスの発車時間を気になければ
自力で下山できた気がする。

5合目で後片付け。
全身砂まみれ。
服もカバンも砂まみれ。
鼻の穴が恐ろしいほどに真っ黒・・・。
早くお風呂に入りたい。

帰りにガイドさんにあった。
「あ、お世話になりましたー」
「おねーさんたちさ、大事なもの忘れたでしょ?」
「え?」
「帰りのバスチケット!」
(あぁ、さっき同じツアーの人からしぃが受け取ってたような?)
「山小屋に忘れてってたよ?」
「!」
「僕、7合目まで登って受け取ってきました。」
「!!」
「ほんとにお世話になりました!!!」

10時半。
無事に全員バスに乗り込み、富士山5合目を後にしました。
風呂までの道のりでウトウト
風呂に入って昼飯を食べた後は
運転手以外、全員お昼寝状態で帰ってきました(笑)
そりゃあね、眠いよね。
徹夜で登山だもの。

本来だったら寝てるべき時間に、
暗闇の中必死に岩を登ってきたんだもの。

羽田から飛行機。
千歳から高速バス。
そしていつもの自宅へと続くバスに乗り込んだ。
「もうすぐ、家に着くよー」とLINEを送り
そうか、昨日の朝に出発したんだよなぁと。
つい昨日の出来事なのに、
あのだいぶスポーティな服装でバスに乗り込んだのが
随分前のことに感じるくらい、
この1日は濃厚でいろいろあった1日だったなと気付いた。

ご来光は美しかったけど、
過酷すぎてもう行きたくない!!
もう富士山には登らない!と
帰りのバスの中では散々文句いってたはずなのに、
翌日には、「来年の富士山にはさ!」なんて会話。
なに、みんなどうしちゃったの?
忘れちゃったの?あの過酷さを(笑)
なんでまた行こうとしちゃってるのさー。
あたしはもう行かないよ!
たぶんね。


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by panya_poppo | 2017-08-26 00:46 | 日記 | Comments(0)

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